全国初 弥生時代 人面ココヤシ容器!!
大きな口をあけた人の顔!平成5年に下之郷遺跡で発見されていた容器が、調査の結果、弥生時代中期(約2200年前)のもので、ココヤシの実を加工し、人の顔を表現したものだと分かりました。
弥生時代に作られた人面を表現した容器が見つかった例はなく、貴重な資料だと言われています。
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調査報告(1)
ココヤシ容器特徴
・楕円(だえん)形
・直径10p
・高さ10.3p以上
・重さ約110g
・目:子房痕(しぼうこん)という窪(くぼ)み。
・口:発芽孔(はつがこう)に開けた直径約4cmの穴。
・鼻:細かい穴。
・鼻や口の周りの窪みには赤い顔料(水銀朱(すいぎんしゅ)が施されている。
| 平成5年11月、下之郷町地先の県道赤野井・守山線において下水道工事に伴う調査で出土しました。一緒に出土した土器から弥生時代中期後半(約2200年前)の遺物と考えられます。 |
このココヤシ容器は、正倉院(しょうそういん)に所蔵されている人面を表現した椰子実(やしのみ)に極めて似ています。正倉院の椰子実は南方産の製品であると考えられており、正倉院宝物の国際性を示す資料と言われています。弥生時代のココヤシの出土例としては長崎県や兵庫県など、海に面した遺跡などがありますが、人面を表現したものは例がなく、貴重な資料です。
今回のココヤシ容器は、海に面していない滋賀県の下之郷遺跡で見つかり、弥生文化が東南アジア地域とつながりをもっていたことをうかがわせる貴重な資料として評価できます。
■問い合わせ 文化財保護課TEL(582)1156