今年も桜の花を見ることができました。ただ、家族や友達と一緒に、少しお酒をいただきながらゆったりと花を愛(め)でるひとときが持てなかったことは心残りな思いです。 願わくば花の下にて春死なん その如月(きさらぎ)の望月(もちづき)の頃・・・西行(さいぎょう)(平安後期の歌人) 還暦を過ぎてからの桜は、この西行の短歌を浮かべることが気持ちとして沿うようです。また、私たちの守山には多くの桜を楽しめる名所があります。 ・笠原の桜(野洲川堤防) ・川田町の喜多自治会館(淡墨(うすずみ)桜公園) ・勝部二丁目の住吉会館 ・今浜町美崎の旧野洲川南流堤防 ・さざなみ(湖岸)街道沿線 ・三宅町の蓮生寺(れんしょうじ)などなど。 日ごろから、木の世話や季節ごとの管理などに汗をかいていただいている皆さまに感謝を申し上げます。 行く春を近江の人と惜しみける・・・芭蕉(江戸前期の俳人) さて、新緑の季節です。青春・朱夏・白秋・玄冬と続く日本の季節にあって最も輝かしい、若葉が眩しい、夢がふくらむ季節です。そして、このゴールデン・ウイークはお祭りの盛りでもあります。「すし切りまつり」、「長刀まつり」、「豊年踊り」など先人が培(つちか)った無形文化財が本市にはたくさん受け継がれています。大いに楽しみたいと思います。 同時に、この伝統文化を営々(えいえい)と継承していただいている地域の皆さまに心より、今後ともよろしくお願い申し上げます。 新年度も無事にスタートできました。本市は、近い将来始まる「少子と高齢化が同時に進行する社会」に備え、皆さまの知恵をいただきながら、住みやすさに力点を置いたまちづくりを進めてまいりますので、ご支援・ご協力をお願いして5月のご挨拶といたします。 さつき待つ花橘(はなたちばな)の香をかげば 昔のひとの香ぞする・・・よみ人しらず