文字サイズ
拡大
標準
縮小
色合い
標準
青地に黄色
黄色地に黒
黒地に黄色

音声読み上げ

ホーム > 子育て・教育 > 教育委員会 > 教育基本方針 > 守山市教育基本方針

  • ライフシーンから探す
  • 組織から探す

ここから本文です。

守山市教育基本方針

公開日:平成30年5月15日

家族イラスト

平成30年度守山市教育基本方針

守山市教育基本方針

 教育は、人々の多様な個性や能力を開花させ人生を豊かにするものであり、社会全体を一層発展させる基盤であることから、一人ひとりが生涯にわたって自ら学び続け、その成果を社会に生かすことができる生涯学習社会をめざす必要があるとされています。

 しかしながら、教育を取り巻く環境は年々多様化し厳しさを増しています。そのため、教育行政には、子どもたちの安全で安心な教育環境の確保はもとより、子どもたちが一層のグローバル化や様々な状況の変化に的確かつ果敢に対応できるように、知・徳・体のバランスのとれた教育を展開しながら、一人ひとりの能力を最大限に伸ばし、生きる力を確実に育成することが求められています。

 こうした中、本市では、平成27年9月に策定した「守山市教育行政大綱」に沿って、「心豊かでたくましい人格の形成を図り、これからの国際社会で貢献できる人に」の基本理念のもと、自然の中で育ち、自然に学び、自然を大切にしてきた郷土守山に愛着と誇りを持ち、かつ現在の国際化・情報化に柔軟に対応できる子どもが心豊かでたくましく育つよう、子どもの持てる可能性を引き出し、伸ばす教育を推進することで、生きる力と思いやりを育む教育の充実に努めてまいりました。

 平成30年度は、大綱4年計画の最終年度として、引き続き基本理念の実現に向けた3つの柱、「子どもの“生きる力”を育む(自立と共生の基盤づくり)」、「子どもの育ちを支える学校園の教育環境を整える(子どもの夢づくり)」、「すべての人が学び、生き生きと暮らせる地域社会を創る(まちづくり・人づくり・環境づくり)」を中心に取り組むものとします。

 特に、学校・園では、子どもたちが自分の人生を豊かに切り拓いていくための「生きる力」を育み、「確かな学力の育成」、「豊かな心の醸成」、「健やかな体づくり」を重要な柱として、「あきらめないで、最後まで我慢強くやりぬく力」、「自ら学び、考え、行動する人を育て、よりよい社会を創る力」を養っていくことをめざします。そのためには、子どもたちが自分自身のことをかけがえのない存在であると感じる自尊感情を育む取組が必要であり、学校・園現場においては、『子どもたちの居場所と出番の保障』・『子どもたちの声や思いの傾聴』・『子ども理解と励まし』の三つの視点を大切にするとともに、さらに子どもに関わるそれぞれの場面において、家庭や地域、関係機関と連携しながら、自尊感情の醸成につなげます。

 また、近年は価値観の多様化や個人重視の風潮などによる地域コミュニティの希薄化、家庭および地域の教育力の低下が懸念されており、家庭や学校・園、地域が連携しながら「学びあい、教えあい、人と人の絆を強くする」社会教育の充実を図りながら、子どもたちが健やかに育つ環境づくりを推進します。

 このほか、一人ひとりの生涯にわたる学びの実現と地域で分かち合える生涯学習の推進や青少年の健全育成、市民と本との出会いを生み出す場としての図書館運営、子どもから大人まで誰もが気軽に楽しめる文化・芸術の振興、心身ともに健康で長生きするための生涯スポーツの普及、先人が残した貴重な守山の宝を受け継ぎ、未来へつなぐための文化財の保存・伝承、人として最も基本的な部分である人権教育の推進など、教育行政各般にわたり諸事業を展開するものとします。

 

平成30年度各事業の取組

1 教育施設の整備について

(1) 施設維持管理補修事業の推進

 幼児・児童・生徒の安全確保を最優先とし、安全で安心な教育環境のもとで学習できるよう、緊急性の高い施設の整備および修繕等を進め、適正な施設の維持管理に努めます。

(2) 施設整備事業等

 校舎および体育館等の施設や設備の老朽化が著しくなってきており、守山南中学校の大規模改造工事(空調設備の設置を含む)を計画的に行い、施設の長寿命化を図るとともに教育環境の充実に向けて取り組みます。

 また、校舎・体育館の洋式トイレ設置率が50%未満の学校について、順次トイレ改修工事を計画的に取り組みます。

2 総合教育会議の開催・教育行政大綱の進捗管理、学校規模適正化について

(1) 総合教育会議の開催・教育行政大綱の進捗管理

 「心豊かでたくましい人格の形成を図り、これからの国際社会で貢献できる人に」を基本理念とした、守山市がめざす教育の方向性を示す「守山市教育行政大綱」について、市長と教育委員会が教育施策の方向性を共有し、一般行政との調和を図りながら、一方で、教育委員会の政治的中立性を確保しつつ教育行政の管理執行にあたります。また、現行の大綱は、平成27年度から平成30年度までの4か年としており、総合教育会議において各施策の検証等を行い、次期大綱を策定します。

(2) 学校規模適正化について

 大規模化が進む守山小学校、守山南中学校につきましては、今後の開発動向を的確に把握し、精緻な推計を行う中で、将来にわたり子どもたちの良好な教育環境を確保するために必要な対策について取り組みます。なお、当面とれる対策として、平成30年3月1日に施行しました「学校区の変更」については、開発業者へ適切に指導を行うとともに、自治会活動や子ども会活動への影響に対しましては、地域の皆さまと連携する中で、様々な取り組みを通してしっかりと対応します。

3 学校・園教育について

 社会情勢や教育環境の変化に対応しつつ、新しい学校・園教育のあり方を見定め、「生きる力」を育む教育を推進し、心豊かで、たくましく生きる幼児・児童・生徒を育成します。また、校種間の一層の連携を図り創意ある教育活動を展開する中で、地域に開かれ、地域の信頼に応える学校・園教育を推進します。

 さらに、地域や保護者との連携を推進し、チーム学校園として学校(園)力の向上に努めます。

 幼稚園およびこども園における幼児教育では、遊びを中心とした生活の中で人やものとのさまざまな体験活動を通して豊かな感性を持ちたくましく活動する幼児の育成に努めます。また、この度の「幼稚園教育要領」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」に伴い、市の幼児教育カリキュラムの検討を重ねていきます。また、3か年計画でありました幼児の体力向上に向けた取り組みは、一旦終わりますが、これまでの実践の成果を生かした園での取り組みとして推進していきます。さらに、昨年度滋賀県総合教育センターの研究として作成されました、ジョイントプログラムを積極的に活用し、小学校教育への滑らかな接続を推進し、就学前における発達支援の重要性に鑑み、子どもの課題の早期発見と健やかな成長に向けての早期支援の充実を図ります。

 小学校教育では、小学校1~3学年の少人数学級編制や低学年での読み書きチェックの実施等きめ細かな指導を通して、学習意欲の向上や基礎学力の定着、学習習慣の確立に努めるとともに、自分の力で課題を解決しようとする力、あきらめないで、最後まで我慢強くやりぬく力(学ぶ力)の育成に努めます。また、「わかる」「できる」喜びが実感できる授業をめざし、授業改善に努めるとともに、学んだことを整理し新たな課題を見つけ、子どもたちが自ら学ぶ力が育つ「ノート指導」を推進します。

 市内の保育園・幼稚園およびこども園の5歳児、小学校1年から2年までを対象として、ハローイングリッシュプロジェクトにより、国際理解教育および英語教育の充実を図り、グローバル化に適応できる教育を進めていきます。さらに、情操教育の一環として、小学校3年生を対象とした、びわ湖ホール声楽アンサンブルによるオペラ鑑賞、小学校4年生を対象とした佐川美術館での作品鑑賞や砂絵体験教室、小学5年生を対象とした芸術家による芸術体験教室を実施し、本物に出会う体験学習の機会を設けます。

 また、「中1ギャップ」を軽減し、スムーズな小中接続を実現するために、市内すべての小学校において、各校の実態に応じて高学年教科担任制を推進していきます。

 小学校外国語科の平成32年度完全実施に向けて、移行期間の1年目として、デジタル教材を有効に活用できるようICT機器を計画的に整備し、小中連携推進事業のモデル校区で2年間取り組んできた成果を市内に広げ、授業力の向上を図りながら、小中の系統的な外国語教育を推進していきます。

 中学校教育では、基礎・基本の徹底を図り、学ぶ力を身につけるとともに、豊かな人間性と社会性の育成に努めます。また、学級会活動や生徒会活動、部活動等、学校での教育活動全体を通して、自分自身をかけがえのない存在として捉える自尊感情を育むことをより一層進めていきます。さらに、「中学生チャレンジウィーク」をはじめとする体験的な活動を推進し、自己の進路実現をめざして自らの生き方を見つめ、社会の変化に対応できる資質や能力を持つ生徒の育成に努めます。

 こうしたなか、学校・園の教育方針や教育活動の情報を地域に発信し、地域人材の支援を得て、学校と地域社会が強力なパートナーシップの発揮をもとに、地域の教育力を最大限に生かした、教育活動の充実を図ります。

 また、道徳教育や自然体験学習、福祉教育、社会体験学習等を充実させ、自然や命、人を愛する思いやりのある豊かな心を育てるとともに、最後まで我慢強くやりぬく力を育てます。

 さらに、教育活動全体を通して、共感しあう人間関係を育成し、「いじめは人権侵害である」ことをしっかりと理解し、よりよい社会生活づくりに寄与する自覚を持つことが大切です。そのために、いじめを許さない学校づくりと、一人ひとりが他人の存在を認めながら自分が必要とされていると思える「自己有用感」や自己の能力や可能性を、最大限に発揮して成長していく「自己実現」の喜びを味わうことができる生徒指導の推進に努めます。また、情報社会を生きるために必要なモラルを育成することで、社会に対応できる力の伸長を図ります。特にいじめ問題については、守山市いじめ防止基本方針をもとに、未然防止・早期対応することで問題の解決に努めます。いじめの早期発見に努めるために、教員の研修やアンケートの充実に努めます。また、スクールソーシャルワーカーの配置拡充やスクールカウンセラーの新規配置により、児童生徒の課題に応じた支援を行い、子どもたちに寄り添った教育を進めていきます。

 特別支援教育においては、支援の必要な幼児・児童・生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じた個別支援計画を作成し、自立と社会参加を目指した支援を計画的、継続的に推進するとともに、インクルーシブ教育システムの構築・充実に向けた取組を推進します。

 健康安全教育(保健・給食・安全)においては、運動に親しむ習慣を育て体力の向上に努めるとともに、現代の健康課題に対応した指導を行い、心身の健康の保持増進を図ります。また、「早寝、早起き、朝ごはん」運動や食育を推進し基本的な生活習慣の育成に努め、部活動や体育の授業を通してあきらめないで最後までやりぬく力を育成する取組を推進します。

 中学校給食については、昨年度、小学校給食の良さを継続できる自校方式が望ましいとする「中学校給食実施の基本的な考え方」をまとめ議会において報告をしました。今年度、実施方式や実施時期についての検討・協議を引き続いて行います。給食の実施までの期間は、中学校スクールランチを継続して実施します。

 こうしたさまざまな課題にしっかりと取り組んでいくとともに、教職員については、教育に対する使命と責任を自覚し、自己の能力開発や資質、意欲の継続・向上できるように、適切な指導・研修を図ります。また、校種間の連携による交流研修や各種の専門研修に努め、市民に信頼される学校・園づくりを推進します。特に、教職経験の浅い教員に対しては、新たに配置した教員指導アドバイザーにより、資質向上に取り組みます。

 また、学校における働き方について、国や県の方針を受け、市としての方針を検討・協議する委員会を設置し、まとめを行った上で、できるものから実施をしていきます。部活動指導のあり方についても、現場の声を聞きながら働き方改革の観点から、検討を行います。

4 教育研究について

 教育の今日的課題に対応する研究・研修事業、教育相談活動・適応指導教室を中心とした不登校・学校不適応に対する支援活動を推進していきます。

 研究事業では、教育に関わる調査研究・指導力向上に関する研究に取り組みます。

 研修事業では、教育現場のニーズや新学習指導要領に対応した講座として、教育相談研修講座、授業改善研修講座、幼児教育研修講座、ICT研修講座、小学校外国語活動実践講座、教師力アップセミナーを開催します。さらに、教員の指定研修を実施し、初任者教諭および中堅教諭の資質向上をめざします。また、地域の理解を深めるための市民の講座として、守山への理解を深め郷土愛を育てる市民向けの講座を開催します。

 教育相談活動では、いじめや不登校をはじめ、子育ての悩みなどについて、保護者や子ども、教員を対象に面接相談・電話相談を行います。

 不登校・学校不適応児童生徒の支援活動として「くすのき教室」を中心に学校・家庭と連携を図りながら個々の実情にあった支援や指導をし、児童・生徒の学校復帰に向け取り組みます。

5 生涯学習・社会教育について

 「生涯学習まちづくり基本計画」に則り、一人ひとりの生涯にわたる学びの実現と、その学びで得た成果を地域でわかちあうことにより、まちづくり推進会議の活性化を図り、各自治会や学区の特性および地域性に応じた自主的な活動が活発になされるよう、生涯学習によるまちづくりを推進します。そして、学びの拠点となる公民館や生涯学習・教育支援センター(エルセンター)、図書館などを有機的に連携させるなど、生涯学習環境の充実を図ります。また改めて全ての教育の原点とも言える家庭教育について振り返り、家庭や地域の教育力の向上にむけた取組の推進と、あわせて社会教育の充実を図ります。

 青少年の健全育成では、青少年の育成にとって良好な社会環境づくりに貢献いただいている市民主体の地域活動を引続き支援するとともに、家庭・学校・地域などと連携するなかで、「地域で子どもを育てる意識」の醸成を図り、家庭や地域の教育力の向上や子どもたちの「生きる力」を育む多様な体験活動や交流活動の充実に努めます。また、「泥んこバレー」や「サンタ企画」、「子ども向けの体験イベント」などの活動を実施している「もりやま青年団」をはじめとする青年活動団体に対し、より質の高い組織運営と地域の活性化に向けて活躍する、将来的に守山のまちづくりの中核を担えるような人材の育成が図れるよう、引き続き支援していきます。

 また、図書館および学校との連携をより一層深めながら、学校の図書室を中心とした子どもを取り巻く読書環境の充実に努め、引き続き「子ども読書活動推進計画第2次計画」の推進に取り組みます。

6 図書館の充実について

 図書館は市民の知る権利を保障し、学習を支えることで人々が幸せに暮らすことを支援する役割を持つ社会教育施設であり、学んだことを活かし表現する文化施設でもあります。

 そのために図書館では、市民の多様なニーズに応えられるよう図書等資料の充実を図るとともに、貸出およびレファレンス業務の促進を図ります。また、市民の読書意欲の向上と、子どもの読書活動推進のために、仮設図書館中(8月上旬まで)は各会館などを借用し、講座および行事を開催します。なお、ほっとステーション、子育てサロン、地域子ども文庫などへの出前お話し会および学校への出前ブックトークなど地域へ出向いてのサービスを促進します。

 また、市内の全園および家庭的保育室に絵本セットを巡回させる「としょかんわくわくボックス」事業、雑誌スポンサー制度および図書館以外の速野・中洲会館、駅前総合案内所での予約本の受け渡し事業などを充実していきます。

 「本と人が出会い、人と人がつながる知の広場」をめざし整備を進めている新図書館は11月のオープンに向け、引っ越し作業、外構工事を実施します。豊富で魅力的な蔵書を構築し、本との出会いをつくる、子育て支援・健康医療情報・起業就労支援・ティーンズなどのコーナーをつくり、市民の読書意欲を刺激する書架づくりを行います。なお、自動貸出機を設置することで利便性を向上させ、職員のフロアーワークによる読書相談・支援の充実を図ります。借りた本の記録ができ読書の達成感を得られる読書通帳機も導入します。また、多目的室、活動室、スタジオ、展示コーナーなどを設置し講座・講演会・演奏会・展覧会等様々な文化芸術活動が盛んに展開されるように取り組んでいきます。

7 文化・芸術の振興について

 子どもから大人まで誰もが気軽に文化・芸術に親しんだり、参加出来る機会を設けることで、「文化の香りたかいまち」の実現をめざします。春には、市民が気軽に本格的な音楽に触れることができる機会として、「ルシオール アート キッズフェスティバル」を開催します。毎年市内外から多くの来場者を迎え県下でも有名な文化イベントに成長しましたが、イベントに終始するのではなく、市内中学校の吹奏楽部と大学生のコラボ演奏を取り入れたり、若い世代や市内の演奏家による出演機会を設けるなどして、文化芸術振興の機会にしていきます。また、市内の小学生には、一流の芸術家を派遣した体験授業や協定を結んだ佐川美術館への鑑賞体験などを通して、子どものうちから芸術に興味を持たせるとともに、守山市文化協会のご協力を得て日本の伝統文化の伝承にも努めていきます。なお、守山市民ホールを市の文化芸術活動の拠点と位置づけ、市の文化芸術の情報発信や魅力ある舞台芸術の公演機会を充実させるとともに、老朽化した施設の整備に計画的に取り組んでいきます。

8 スポーツ振興について

 スポーツは、明るく豊かで活力に満ちた社会の形成や心身の健全な発達に必要不可欠なものであり、特に健康寿命の延伸に関わり、子どものうちからスポーツを好きになり、生涯にわたって親しもうとする意欲を高めていくことが重要です。市民の各世代における週1回以上のスポーツ実施率を国・県と同様に65%以上に掲げ、市民の健康増進、スポーツへの関心向上を図る事業の展開を進めていきます。また、東京オリンピック・パラリンピック(2020年)に向けたトルコとのホストタウン登録に伴う事業や、ワールドマスターズゲームズ2021関西(2021年)、国体・全国障害者スポーツ大会(2024年)の開催など、この先本市はスポーツの大きな推進期を迎えます。施設整備や競技力育成はもちろんのこと、市民がこれらのイベントに「する・みる・ささえる」ことでスポーツを通した地域活性化につながるよう、スポーツ推進委員会、体育協会、スポーツ少年団、障害者スポーツ協会、総合型地域スポーツクラブ、運動施設の指定管理者(公益財団法人守山市文化体育振興事業団)などの各団体ならびに協定を結んでいます日本体育大学などと連携・協力しながら努めていきます。

 なお、今年度は45都市連絡協議会スポーツ交流事業として、本市と福生市(東京)、登別市(北海道)の小学生が日体大のスポーツ施設で宿泊研修をする機会を設けます。3市の子どもたちが交流しながら、オリンピック出場者の話を聞いたり最新の機器でトレーニングをしたりする経験は次代を担う子どもたちにとって貴重な体験になるものと、その成果を期待しています。

9 文化財の保護・活用について

 文化財は守山の歴史や風土を表徴する文化遺産で、市民共有の財産です。このことから、国・県・市指定の有形文化財や無形民俗文化財、埋蔵文化財の保護と保存継承を推し進めたうえで、文化財の理解の深化や郷土愛を醸成するための事業を展開します。

 有形文化財では、指定文化財の保存修理や維持管理事業に対して補助や助言を行い、文化財の保存と活用を図っていきます。大庄屋諏訪家屋敷は、市指定文化財としてその保護に努めるとともに、「市民のみなさまの迎賓館」として位置づけ活用するなど、適正な施設の管理運営を行います。また、各種文化財では、所有者と協力して、市民が文化財に親しむことのできる公開事業を開催します。

 国や県の選択、市指定の無形民俗文化財は、後継者不足の状況下にあることから、保存団体との連携を深め、その保存継承を支援していきます。

 国の史跡である下之郷遺跡や伊勢遺跡では、守山にふるさとを感じ、郷土を誇りにおもえる歴史・文化の豊かなまちづくりのために、さらに、市内外から多くの人に訪れていただけるよう、史跡整備や啓発事業を進めていきます。特に伊勢遺跡では第1次整備の基本設計に着手します。

 遺跡発掘調査事業については、発掘調査の迅速化に務めるとともに、適宜情報発信を行うなど、その調査成果を広く市民に公開します。

 埋蔵文化財センターでは、施設の適正な維持管理に努めるとともに、下之郷史跡公園との相乗効果が図れるように、秋季特別展や歴史入門講座、講演会、夏休み考古学教室など普及啓発事業の充実に努めます。

10 人権教育・啓発について

 学校・園教育においては、幼児・児童・生徒が同和問題をはじめさまざまな人権問題(子ども・障害者・高齢者・外国人などの人権)および男女共同参画推進について正しい理解と認識を培い、問題解決にむけた実践力が向上できるように努めます。そのために学校・園は、子どもの実態を的確に把握し、それぞれの発達段階に即した指導計画を作成し、子どもの自尊感情と人権意識を高めるための教育活動・保育を充実させるとともに、保育園・幼稚園・こども園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校間の連携および地域・家庭との連携を密にした取組を進めます。また、各種研修会の充実を図り、教職員の人権意識と指導力の一層の向上に努めます。

 社会教育においては、市民一人ひとりが同和問題をはじめさまざまな人権問題について正しく理解、認識し、人と人との豊かな関係づくりの中で、自ら行動し、自分のこととして課題解決に主体的に取り組む、「人がいきいき輝くまちづくり」を目指して、地域と暮らしに根ざした取組を進めます。また、リーフレット「気づきから行動へ~平成26年度守山市人権・同和問題に関する市民意識調査の集計結果から~」「人権をおもんじ、信頼しあえるまちをめざして」等を活用して、課題解決に向けた取組の工夫・改善に努めます。

 さらに、インターネット上の人権侵害や性的マイノリティなどの新たな人権問題やいじめ問題の解決に向けた取組を進め、人権問題に関する深い認識と豊かな実践力を身につけたリーダーの養成に努め、学校・園教育と社会教育の連携を図り、心豊かでふれあいとぬくもりのある人権尊重社会の実現をめざします。「第3次守山市人権尊重のまちづくり総合推進計画」(改定版)に基づき、これまでの人権・同和教育が積み上げてきた成果と課題を踏まえ、人権教育・人権啓発を充実させ、「人権をおもんじ、信頼しあえるまちづくり」を推進していきます。

お問い合わせ

守山市教育委員会教育総務課

〒524-8585 滋賀県守山市吉身二丁目5番22号

電話番号:077-582-1140 ファクス:077-582-9441

kyoisomu@city.moriyama.lg.jp